築二十年を超える我が家は、冬になると窓際から忍び寄る冷気、いわゆるコールドドラフト現象に長年悩まされてきました。暖房を何度に設定しても足元が冷え込み、朝起きると窓ガラスはびっしょりと結露して、その水分を拭き取るのが毎日の憂鬱なルーティンでした。そんな生活をどうにか変えたいと思い、インターネットで評判だった内窓リフォームを検討することにしました。最初は窓を二重にするだけで本当に変わるのかと半信半疑でしたが、ショールームで実際にその効果を体験し、思い切ってリビングと寝室の窓すべてに内窓を設置することに決めたのです。工事当日は、職人さんたちが手際よく作業を進めてくれ、大きな騒音や粉塵が出ることもなく、一箇所につき三十分から一時間程度であっという間に新しい窓が取り付けられました。完成したその日の夜、リビングに座っていると、いつもなら感じるはずの窓際からのヒヤッとした冷気が全くなくなっていることに気づき、夫婦で顔を見合わせました。室温が一定に保たれるようになったおかげで、エアコンの効きが劇的に良くなり、設定温度を以前より二度下げても十分に暖かく過ごせるようになりました。さらに感動したのは、翌朝の結露です。あれほどひどかった窓の曇りが全くなくなり、サッシも乾いたまま。毎朝のタオルでの拭き掃除から解放された喜びは、想像以上に大きなものでした。また、静かさについても驚くべき変化がありました。我が家は比較的交通量の多い道路に面しているのですが、内窓を閉めると外の音が遠くのささやき声のように聞こえるようになり、夜もぐっすりと眠れるようになりました。工事費用は決して安くはありませんでしたが、毎月の電気代が数千円単位で安くなっているのを見ると、数年で元が取れるのではないかと感じています。何より、冬の朝に布団から出るのが辛くなくなったことが、私の生活の質を劇的に向上させてくれました。もっと早くやっておけば良かったというのが、リフォームを終えた今の率直な感想です。
断熱リフォームで冬の寒さを解消した体験記