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網戸種類ごとのメリットとデメリットを徹底的に比較検討する
網戸を新調する際、多くの選択肢を前にしてどれを選べば良いか迷ってしまう方は少なくありません。納得のいく選択をするためには、代表的な網戸種類のメリットとデメリットを正確に把握しておく必要があります。まず、最も普及しているパネル網戸は、左右にスライドさせるシンプルな構造で、価格が安く、自分での張り替えも比較的容易であるという大きなメリットがあります。しかし、設置できる窓が引き違い窓に限定されるという制約があり、また経年劣化で動きが悪くなったり、枠が歪んだりしやすいという側面もあります。これに対し、最近の住宅でよく見られる縦滑り出し窓や横滑り出し窓に対応するのがロール網戸です。これは網を巻き取って収納できるため、未使用時に景色を一切妨げないのが最大の魅力ですが、内部のゼンマイ機構が故障しやすく、掃除や網の交換が自分では困難で、業者への依頼が必要になるというデメリットがあります。次に、アコーディオンのように畳むことができるプリーツ網戸は、玄関やテラスなどの大開口部にも設置可能で、操作性が非常に良いのが特徴です。見た目もスタイリッシュで、バリアフリー対応の製品も多いですが、複雑な折り目があるため埃が溜まりやすく、また網が風でたわみやすいという弱点も持ち合わせています。素材面では、主流のポリプロピレンはコストパフォーマンスに優れますが、強度が低く火に弱いのが欠点です。対照的にステンレス製は、圧倒的な強度と半永久的な耐久性を持ち、防犯効果も高いですが、製品価格が非常に高く、また素材自体が硬いため張り替え作業には専門的な技術と道具を要します。熱に強くたわみにくいグラスファイバー製は、バランスの取れた中級素材ですが、折り曲げに弱いためロール網戸などには不向きという特性があります。このように、網戸の種類にはそれぞれ明確な得意分野と苦手分野が存在します。例えば、風の強い地域であれば、網が外れにくい工夫がなされたパネル網戸や、強度のある素材が最適ですし、都会の狭小地で隣家との距離が近い場合は、視線を遮る機能を持ったマジックネットが重宝されます。デメリットを完全に排除することは難しいですが、それを上回るメリットが得られる種類を選ぶことこそが、賢い買い物の極意です。自分のライフスタイルにおいて、防虫、通気、景観、メンテナンス性、予算のどれを最も重視するのかをあらかじめ明確にしておくことで、膨大な網戸種類の中から最適な一品を絞り込むことができるはずです。