多くのマンションや戸建て住宅で見られる、リビングに隣接した和室。この空間は、客間や子供の遊び場、家事スペースなど、多目的に使える便利な存在ですが、一方で「リビングとの繋がりが中途半端で使いにくい」「インテリアがちぐはぐに見える」といった悩みを抱えている方も少なくありません。リビング横の和室をどのようにリフォームするかは、家族のライフスタイルや将来の計画によって最適な答えが変わってきます。ここでは、代表的な三つのリフォームパターンとその特徴について考えてみましょう。一つ目のパターンは、和室とリビングを隔てる壁や襖を完全に取り払い、一つの広々としたLDK空間として一体化させる方法です。これは、特に家族が集まる時間を大切にしたい、開放的な空間を好む方におすすめです。壁がなくなることで、リビングに明るさと広がりが生まれ、空間をより有効に使うことができます。元の和室部分をフローリングにしてリビングと完全に繋げることもできますし、床を一段高くした「小上がり」にして、畳のくつろぎスペースとして残す方法も人気です。ただし、壁を撤去する際には、その壁が建物の構造を支える耐力壁でないかを確認する必要があり、専門家による慎重な判断が不可欠です。二つ目のパターンは、壁は残しつつ、仕切りを工夫することで「緩やかに繋がる」空間を目指す方法です。例えば、既存の襖を、採光性の高い半透明のパネルを使った引き戸や、空間をスタイリッシュに見せる木製の格子戸などに交換します。これにより、普段は開け放して一体感を出しつつ、来客時や集中したい時には閉め切って個室として使う、といった柔軟な使い方が可能になります。床は畳のまま、あるいはモダンな琉球畳に交換し、壁紙をリビングと統一感のあるものに変えるだけでも、二つの空間の繋がりはぐっと深まります。この方法は、将来的に子供部屋や寝室として使う可能性も残しておきたい場合に適しています。三つ目のパターンは、あえてリビングとの繋がりを断ち切り、完全に独立した「趣味の部屋」や「ワークスペース」として作り変える方法です。近年、在宅ワークの普及に伴い、この需要は非常に高まっています。リビングからの音を遮断するために、壁やドアの防音性能を高めるリフォームを行います。
リビング横の和室の最適なリフォーム法とは